皆さんこんにちは! メカニックの石井です!!
今年もあともう少しで終わりですね! 皆さんにとって良い一年でしたでしょうか?
毎年恒例ですが12月は整備の入庫台数が多くなりすぎてしまいストックヤードに置ききれないくらいの状態になりました(>_<)
気持ちよく新年を迎える為にもやり残しが無いよう仕事もプライベートも気を抜かず頑張っていきます!です!!!
という事で本題に入っていきたいと思います。
今回ご紹介する車両はこちら!
E64 650i カブリオレです!!!
エンジンのクランクシャフトリアシールからオイル漏れが酷く、修理させて頂く事になりました!
クランクのリアシール交換ってミッション脱着作業があるのでなかなかの重整備なんですけど、今回のは別格!!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
滅茶苦茶大変なんで若手でイケイケの佐藤君に作業をしてもらいましたヾ(*´∀`*)ノ
なんでそんなに大変かというと・・・
おっと、記事に入った方が良いですね。理由は後ほど・・・
まずはオイル漏れの状態を確認してみましょう!!
アンダーカバーの下までオイルまみれになっちゃってます。(光っていますねぇ)
エンジン下もオイルが雫になっている状態、これはもう早急に修理が必要ですね(゚Д゚)ノ
それでは作業スタートです(^^)/
まずは私の嫌いな(笑) マフラー外しからです!
大きく重いマフラーは一人では外せないので、ここは手伝って二人で外しました。
でも実はV8エンジンはマフラーが左右対称で重量バランスが良く、結構簡単に外せちゃいます(^o^)/
次にエンジンのオイルパンを取り外します!
んっ!? オイルパンを外す?? なぜ???
と思ったあなた! 素敵です(*´▽`*)
通常クランクシールを交換するのにオイルパンは外しません。
でも今回はオイルパン脱着を伴う作業なんです、ただでさえヘビーなクランクシール交換なのにまたまたヘビーなオイルパン脱着作業が追加されておりますΣ(゚д゚lll)ガーン
そしてついにミッションの取り外しに成功した佐藤メカニック!
ちょっと表情が硬いですねぇ そろそろ疲れてきましたか?
頑張れ! もう少しで折り返し地点だ(/・ω・)/
あとはリングギア(MTのフライホイールみたいな部品)を取り外すとクランクシールの登場です!!
そしてこれが問題のクランクシールです!
皆さん、お気づきですか?これ、なんとクランクシールのハウジングごとしか部品が出ないんです!!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
その為オイルパンを外してからでないとクランクシール交換ができない構造なんですよ。(ノД`)シクシク
しかし、取り外せてしまえば、後は組み付け時にシールをかじらなければ、OK!!あとはどんどん組み上げていくのみです!!
果てしの無いボルトの本数をクリアし、だいぶ形になってきました。
マフラーもついているので、もうちょいですね!!
そしてついに完成ですヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
佐藤君丸一日作業お疲れ様でしたΣ(・ω・ノ)ノ!!!
かなりヘビーな作業だったと思いますが、無事やり遂げましたね!!
今回の作業で学んだ事も多かったのではないでしょうか?
実は重整備はダイナミックに大きなボルトを外し、部品自体はソフトに外すのがコツ!
これからも重整備をどんどん振っていくので、い~ぱい経験しましょうね(^O^)/
皆さんいかがでしたでしょうか?
今回はここまでとなります。
それではまた次回の「不定期日記」をお楽しみに!!!
サービス部 石井 直人